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信頼のおける溶接方法、加熱圧接とは?

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Upset Butt Welding

株式会社白山は、加熱圧接機を取り扱っています。

加熱圧接機は、社会インフラを支える製品の製造工程で利用されています。

今回の記事では、そもそも加熱圧接とはなにか?を説明していきます。

株式会社白山の加熱圧接は、標準的な圧接方法とは異なり、2段アプセット法と呼ばれるものですが、この記事では、標準的な加熱圧接について、説明いたします。

(白山の加熱圧接に関する説明は、次回の記事で紹介したいと思います)

加熱圧接とは?

加熱圧接は、二つの突き合わされた金属片を一緒に加熱し、その後、機械的に保持された金属片をそれぞれの方向から圧力をかけながら、接続する方法です。
これは特に自動車部品や鋼線・電線の製造に広く使用されています。

Upset Butt Welding Process
加熱圧接

加熱圧接の原理

接合方法は加熱圧接の基本原理を元に進行します。接合したい金属の端面を溶かすことなく加熱し、同時に突合せ方向へ加圧すると、金属間の接触面積が増え、接合面をまたいで原子間で結び付き、結果的に金属間で強固な結合を生み出します。

加熱圧接のメリットは?

加熱圧接には多くの利点があります。まず、接合が素早く、効率的に行われます。これは、生産ラインでのタイムラグを減らすため、製品の品質と出荷スピードを向上させるのに役立ちます。また、加熱圧接は、溶接と違い、異なる金属を挟まないため、接合強度がとても優れており、製品の寿命を延ばすことができます。

加熱圧接のプロセスは?

  • 設置:接合したい材料をクランプします。
  • 加熱: 短時間で部品を高温に加熱します。
  • 圧接: 熱した部品に適切な圧力をかけます。
  • 処理: 加熱圧接部に出来たバリなどを処理します。

これらのステップを順守することで、効果的な加熱圧接が可能となります。

加熱圧接のプロセスを正確に行える装置として、加熱圧接機があります。

Hakusan_Upset Butt Welder_IronType
加熱圧接機

加熱圧接はどんなところで使われている?

加熱圧接は、自動車、航空機、家電製品、医療機器、建設機械など、様々な産業で広く利用されています。これらの産業における信頼性と品質の高さから、加熱圧接は製造業界で不可欠な接合方法となっています。

さらに、接続が困難だと言われる高炭素鋼の線材と、伸線機の高速化にともない、優れた接続性能を要求される銅の線材に、主として使用されています。

社会インフラを支える電線を生産する際の接合にも使われます。

まとめ

以上からわかるように、加熱圧接は高速、効率的、そして信頼性の高い接合方法です。これらの特性から、その技術が多くの産業で広く利用されています。

今回の記事で少しでも加熱圧接について、お分かりいただければ幸いです。

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